二十七歳の地図

日記・詩・小説をつらつらと書き綴っています

苦悩と真実

日常の義務が俺たちの時間を奪っていく 社会の欺瞞が俺たちの自由を剥いでゆく 物質の構造が俺たちの限界を規定する 歴史の一回性が俺の思考を不自由にする 愛と平和が俺たちの暴力性を生む あなたの優しさが俺を傷つける お前らの視線が俺を孤独にする 能力…

大人

かつては大人になることに憧れていた でも実際になってみてわかった そこには互いに身を寄せ合い、慰め合っているさみしがり屋たちの世界だった さみしい気持ちをなにかで紛らわせ、日常で溜めたストレスの浄化が目的化した生活 あの頃、俺が憧れた大人とは…

友人

みんなの顔が次々と浮かんではスーッと消えていきます 傷つけ、傷つけられることを繰り返し、友情が尊く儚いものだとわかりました あの街の風景や匂いや音楽とともに、様々な場面が想起されます ときには間違った形で記憶してることもあるでしょう だけど、…

The Shawshank Redemption

本当の自由は刑務所の中にこそある やさしい街に自由などない 自分の罪に無自覚で日常を送るよりは、誰かから「あんたは罪人だ」と宣告されるほうがいい 誰もがみな罪人だ そういう意識でなければ、とてもこの社会では生きていけない 今夜も誰かが無実の罪で…

Don't Think in Dualistic Terms

物語の世界へ没入すること、それは現実からの逃避なのでしょうか 現実がイヤだから、人は可能世界を想像してしまうのでしょうか リアル/ネット、三次元/二次元、ヤンキー/オタク、現実/虚構 頭の良い人々は物事を二つに分類するのが好きなようです カテゴラ…

Nameless World

名前で呼ばれない世界がいい 自分が自分であることを全員が表現している世界 俺の名前は◯◯◯◯ 両親が付けた名前という記号 名前のない世界、なにも名指さない世界、無言の世界 すなわち無言語の世界へと

I'm Dream

夢というものは口にした途端に遠くへいってしまう 意識した途端に形が変わってしまう 夢を人間的感性で自覚することは不可能だ それでも人は夢を追い求める 夢という言葉に包んだなにかを目指している 自分がいったいなにを求めて暮らしているのか 確かなこ…

No Title

誰か暖かい上着をください 社会性という名の上着を 誰か底の厚い靴をください 常識という名の靴を 誰か動きやすいズボンをください 世間という名のズボンを 誰か愛をください 幻想という名の愛を

Probability

勝利者の足元には無数の名も無き屍が横たわっている 成功者よりも努力したが、辿りつけなかった者がいる 誰よりもモノを考え続けたが、なにも答えが出せなかった者がいる 「確率」 明日もどこかで誰かが不運な死を遂げるだろう たんにその場にいたばかりに …

Ardor of Life

もうちっぽけなことで悩んじゃいけない みんな損得勘定ばかりの連中さ 誰がなんと言おうと受け流すこと バカ友だち、バカ教師、バカ親、バカ上司、バカ本、バカテレビの言うことは聞くな! お前はお前の信じることに熱を向ければいいんだ その熱は周囲に伝染…

Das glück

ある朝、10歳の元気な少年だった僕は、まったくいつもと違った恵まれた深い、うれしく快い気持ちで目を覚ました。それが僕を内部の太陽のようにくまなく照らした。今し、少年の安眠から目覚めたこの瞬間に、なにか新しいもの、素晴らしいものが生じでもした…

LIFE is a Precious?

あの頃、俺がテトラポッドから眺めていた海 朝の海は希望と未来を与えてくれた 夜の海は恐怖と寂しさを与えてくれた 俺はこれまでどれほどの虫の命を奪い、どれほどの魚を釣り上げ、どれほどの動物の肉を食べてきただろう 俺の命、ジャストこの命、25年間心…

I'm a Biddable Child

もっと素直に生きればいいのに 素直ってのは欲望のままにめちゃくちゃやることじゃない 自分の中に刻まれた戒律に従うってことだ 本当はすごく簡単なこと だけど、人間ってのは色んな事を考えてしまうから悩んだり後悔したりする ライフプランやキャリア形成…

To a Deep-Sea, Not a Space

部屋にこもってひとり本を読んで何になるのか 商業目的のアニメや映画を観てなにがわかるのか 友人とおしゃべりしてなにが得られるのか すべてが浅く表面的だ もっと深く潜れ 上じゃなくって下へと 宇宙ではなく、人間は一度深海へ向かわなくちゃいけない グ…

I graduated from the island

俺はとある小さな島に生まれた ちっぽけな島でさ、コンビニも信号すらないような場所だった それでも小さい頃は海と山があれば遊びに退屈しなかった でも思春期になると、周りの纏わりつくような視線が苦痛になってきた 少しでも騒ぎを起こすと大拡散、すれ…

『喜びの意味』〜Dear Great Singer〜

YUIの『feel my soul』という曲を短編化してみました。 喜びの意味 二段ベッドの下の段で布団をかぶっていた。頭まで覆う柔らかな羽毛の香りには、わたしの涙が混じっていた。 もう何時間こうしているのかわからない。いまのわたしは時間から解き放たれた世…

What is Common Sense?

What is common sense? それは雨の日に傘をさすこと What is common sense? それは靴を履いて外にでること What is common sense? それは学校に通うこと What is common sense? それは共感すること I don't fucking care about common sense. I'll kill you …

I'm Great Pessimist

俺を軽蔑しろ 俺に共感するな 俺を理解するな 俺に話しかけるな 俺を縛りつけるな 自我が未発達な蛆虫ども 俺を放っといてくれ

Everything Alter With Time

本当のことを言うと、あの頃より少しだけ大人に憧れてる 時は流れる 人も流れる 街も人も変わらないものなんてない この体だって細胞の新陳代謝によって数年で変わってしまうらしい 流れゆく人波の中で、果たして俺はあなたを見つけ出せるだろうか 隣のLittl…

People Have Done Nothing Wrong

ミュージシャンたちは、自分らしく生きろとか夢を諦めるなとかキレイ事ばかり歌っている 芸術家は前衛的な作品による社会風刺で空虚な問題提起をしている 政治家は自己保身のために既得権益にしがみつき、ポジショントークで人気取り 社会人は今日もあくせく…

『The Graduate』

まったく眠れないので、軽い短編を書いてみます。 The Graduate 蒸し暑い風が体中にまとわりつく朝。俺はいつものように重い体を起こして学校へ行ったんだ。 いつもの通学路、いつもの自転車置き場、いつもの校舎、いつもの教室。すでに教室には見慣れた連中…

The Real Thing

俺は平成という時代の雰囲気にうまく溶け込めていない 広告代理店の仕掛ける流行りモノは枚挙にいとまがないし 古いものは価値を失っていく 歴史の価値がわからなくなってしまった時代 子どもたちは年号や人名を必死に暗記させられている 知性とはなにか す…

TOPIA〜Non-Existent Place〜

はぐれ者が生きていくには世間の視線は少し冷たい 一人ひとりの個性が叫ばれるようになった時代でさえ、人間は集団で人を判断しレッテルを貼る 「本当のジブンはどこ?」 さみしいから寄り添い合い、虚しいからセックスをする。それもカジュアルなセックスを…

Somebody's Klaxon

「心から愛されたことがあるか」と聞かれた 僕はしばらく逡巡したあと、答えた。 「彼女と一緒に探してたものならあった気がする」 かざらない愛を。素顔の愛を。本物の愛を。 街では、誰かのクラクションが泣いている。 押し流され通り抜ける街の改札に、照…

There are a lot of Happy People

世界中にたくさんの人がいてよかった 幸せな人がいてよかった 俺は幸せな人が好きです どんな人が幸せなのか俺にはわからないけれど 幸せな人はあまり幸せでない人を幸せにする 俺よ!幸せになりなさい!

My Own Heart

25年生きていると様々な思い出が頭をかけめぐる。 『思い出』とはなんだろうか。 まず、思い出とは過去のものだ。未来の思い出という言葉は語義矛盾である。 人は年をとると思い出に捕らわれるようになる。あるいは、あの時こうすればよかったという人生の分…

My Cigarette Butt

舗装された道路にはいくつもの吸い殻が投げ捨てられている タバコは一時の安らぎを与えてくれる だけど吸い終わるともう用なしさ タバコから小さな安らぎを奪い取るとゴミ同然になっちまう 酒も女も同じ 俺たちはなにかから吸い取ることでしか満足できないの…

Like a Rolling Stone.

おいらはころがる石のよう 不格好に世間をころがり続ける ふと誰かがおいらを見てこういった 「お前みたいなもんはなんの役にも立ちやしねえ」 それでもおいらはころがり続けた ここではないどこかへ辿り着くまで

『孤独なダンサー』〜Homage of The Dance Hall〜

短編を書いてみました。 尾崎豊の『ダンスホール』という曲を元に小説風にしてみました。 孤独なダンサー あの日、僕は彼女に出会った。 その夜、僕はいつも通りに四人の友人と退屈な家から抜け出し、タバコをふかしながら歩いていた。やさしい秋風が頬を撫…

MORN〜Risers〜

一. 日常の義務とともに起きる朝 二. 社会への責任とともに起きる朝 三. 他者への服従とともに起きる朝 四. 未来への投資とともに起きる朝 五. 非日常への期待ともに起きる朝 六. ただふっと目を覚ます朝 あと何度、安らかな目覚めは訪れるだろう