二十七歳の地図

日記・詩・小説をつらつらと書き綴っています

Somebody's Klaxon

「心から愛されたことがあるか」と聞かれた

僕はしばらく逡巡したあと、答えた。

「彼女と一緒に探してたものならあった気がする」

かざらない愛を。素顔の愛を。本物の愛を。

街では、誰かのクラクションが泣いている。

 

押し流され通り抜ける街の改札に、照れながら愛を口にするあの日の恋人

この群衆の中で心から愛を捧げている人がどれくらいいるのだろうか。

愛はエンターテイメントか。ただの非日常的なお祭りか。

 

答えは見つけるものじゃなく、育むものだ