二十七歳の地図

日記・詩・小説をつらつらと書き綴っています

All things

彼はいつも細く薄暗い砂利道を歩く

綺麗に舗装された広い歩道は”他の者たち”の領域だから彼は歩いてはいけない

自分という存在の不確かさといい加減さに辟易するのはもう飽きた

彼は半透明な存在として外部から認識されたいのだ

そうすれば誰も彼の全体像を捉えることはできない

そもそも人格というものは、ノートに箇条書きで書き示せるようなものはない

昨日笑顔だったあの子は明日には軽蔑の眼差しを振りまいている

昨日泣いていたあの子は明日には涙がでるほど笑っている

 

万物に対して寛容であれ