二十七歳の地図

日記・詩・小説をつらつらと書き綴っています

Nothing

もっとうまくやれたはずなのにと後悔してみても時間は進んでゆく

少し立ち止まって過去を振り返ってみても時間は進んでゆく

もうずいぶん歳を重ねてしまった

 

なにも成せぬままに

なにも残せぬままに

なにも愛せぬままに

 

今日もまた、欲望と悲哀が飽和した街をさまよい歩く

汗と涙と血で湿った街中には無償の愛がある

誰もが無垢な子どもであった時間を忘れ、社会の構成員としての役割を果たそうとしている

 

愛されたくて、愛したくて、わけのわからぬ他人と寄り添い、不確かな言葉で互いを探っている

 

恵みの陽射しも失われ、夜風とネオンサインに包まれると孤独を感じる

慰安の場に流れ着くと、すぐに慰め合いがはじまる

もっと懸命に生きれば、自分のことがわかるのかもしれない

 

灰になってしまう前にやるべきことがある――